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2024.12.12 (木) - 暮らしのデザイン NEW
住宅の省エネ性能向上に向けての取り組み~前編~
私たちが、地球温暖化対策のためにCO2の排出量を削減しようと考えたとき、できることは様々あります。 脱炭素化を念頭において省エネ住宅を建てたり、リフォームしたりするのは非常に効果的な策です。 私たちが長い間住み続ける住宅なので、エネルギー消費量をできるだけ減らすことのできる家にすることで光熱費削減や健康によい暮らしの実現、そしてCO2削減にも貢献できます。 住宅を省エネ化するときは、まず建物の壁や床に断熱材を入れ、窓には高断熱のサッシを使用し、二重ガラスにするなど外皮の性能を高めることが大事です。 その上で空調設備などの機器の効率をよくします。 そうすれば熱の流出を抑えられ、少ないエネルギーで効率よく家の中を快適にすることができます。 日本の家で使われる年間のエネルギー消費のうちもっとも多いのは照明・家電などです。 -
2023.01.28 (土) - 暮らしのデザイン
建てる前に知っておきたい!あんなことこんなこと①
山形の木の家専門家、美・中川工務店です。 突然ですが、家づくりを始めようと思った時になにからスタートしたら良いのだろう?と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんな方へ向けて今回は建てる前に知っておきたい基本的なことを集めてみました! 今回は土地探し・土地選びについてです。 当たり前のことですが、家を建てるためには土地が必要になります。 そして土地については、「実家を建て直したり、元からある土地に家を建てる」というケースと、 「土地を購入して家を建てる」という方の2つのケースに分けられます。 あらかじめ土地がある方は、その土地に家を建てるのに何かしらの障害があったり土地を整備するのに費用がどれくらい掛かるか把握するというのが1番のポイントなってきます。 【1】土地探し・土地選びについて ★どうやって探したらいいの? 土地探しの方法は一つではありません。Webサイトや新聞をチェックしたり、不動産業者に相談したり、住みたいエリアに実際に足を運んで探してみたり。 また、弊社のような工務店にも土地探しを相談することができます。 むしろそうすることで自分たちが希望する暮らしと土地との相性をプロの視点からアドバイスできるのがメリットです。 ポイントとしては優先順位を明確にすることです。 利便性、学区、環境、広さなどから自分たちの譲れないものを挙げていきます。 また、土地の購入にかけられる予算はいくらまでなのかを決めておくことも大事です。 気になる土地が見つかったら、朝・昼・夜、天気の良い日・悪い日など条件を変えて訪れるのがおすすめです。 基本的には一生住む土地ですから近隣の雰囲気も事前に知っておくと安心ですね。 ★土地を探す前に知っておきたい基礎知識 【建ぺい率】 建物の敷地となる土地の面積に対して何割の面積まで建物が建てられるかを定めたものです。 敷地いっぱいに建物が建てられると、建物同士が密集して生活環境が悪くなったり火事が起きた際に延焼しやすくなったりするため、建ぺい率の制限があります。 例えば100坪の土地で建ぺい率が80%なら建築面積は最大80坪とれますが、それが60%なら60坪までしか建てられません。 【容積率】 土地の面積に対する建物の建てられる建物の延べ床面積の割合を定めたものです。 2階建て以上の建物にも適用されるため、100%を超える容積率もあります。 用途地域の種別などにより定められた制限か、敷地に接する道路の幅による制限のどちらか厳しい方の数値が適用されます。 ★安すぎる土地には裏がある 安い土地にはそれなりの理由があります。 地盤が軟弱だったり、擁壁(土留め)が必要など、改良に余計な費用がかかる土地があるのです。 そのほか借地権付きの土地や、地主が親子などの共有名義で持っている土地、傾斜地にある土地、私道に上下水道管やガス管を設置しなければならない土地などは、価格が安くなる傾向があります。 ★デメリットはメリットにもなる 高低差がある、狭い、変形している、密集地で日当たりが心配、電柱が邪魔で車が入れない等一見すると家は建てられないと思える場所も、プロの視点では全く問題がなかったり、設計の工夫でむしろ個性的で楽しい家ができることも多々あります。 いかがでしたでしょうか。次回の続編もお楽しみに! -
2023.01.27 (金) - 暮らしのデザイン
建てる前に知っておきたい!あんなことこんなこと②
山形の木の家専門家、美・中川工務店です。 今回はデザインについてです。 住宅雑誌やSNSなどで好きな住宅やインテリアを見つけたら最初は直感でいいのでチェックしておきましょう。 そしてだんだんと好みがはっきりしてきたら、要望などをメモしておくとスムーズです。 また、好みのテイストがわかってきたら会社のWebサイトで他の施工事例などもチェックしてみましょう。 さらに、実際の家を見に行くこともとても大切です。 さまざまな素材の仕上りや肌触りを細部まで確認できるほか、空間の広さや高さの感じ方も参考にできます。 間取りよりも実際に暮らすイメージを持って見学するのがポイントです。 【2】デザインについて 家づくりのコンセプトを決めましょう! コンセプトを決める際には夫婦や家族でしっかりと話し合う必要があります。 □どんな暮らしをしたいか(好きなことや趣味も含めて) ・子供が遊べる/勉強しやすい家 ・老後の生活がしやすい家 ・自分の趣味を謳歌出来る家 ・家族の団欒が大事にできる家 ・リビングからお庭が眺められる家 ・在宅ワークにも対応できるスペースがある家 ・毎日の家事がしやすい家 等々、たくさんでてくるかと思います。 □今の家の不満点を書きだす ・室内干しが乾かないのを解消したい ・玄関が狭くてものが溢れているのを解消したい ・寒くて光熱費が高いのを解消したい ・キッチンスペースが狭い □テイストを決める ナチュラル系、和モダン系、北欧系などなど、、、 デザインは建てる時の流行りに乗りすぎると後々古びた印象が強くなり、 飽きやすくなるので注意が必要です。 また、床や壁などの内装の仕上材の素材の質は年月を経た家の印象に大きく影響します。 出来る限り味わい深く経年変化していくものや劣化しにくいものを選びたいですね。 次回は性能についてです! -
2023.01.26 (木) - 暮らしのデザイン
建てる前に知っておきたい!あんなことこんなこと③
山形の木の家専門家、美・中川工務店です。 今回は性能についてです。 性能(家の性能)とは、断熱性、気密性、耐震性、省エネ性、防火性、防犯性などのことを指します。 これらに優れた住宅を、高性能住宅といいます。 たとえば、高気密・高断熱住宅では、外の暑さや寒さの影響を抑え家の中の温度を保つため、快適に過ごすことができます。 【2】性能について 今、暮らしている家は、冬寒くありませんか?夏暑くありませんか? 寒い家、暑い家は身体にも家計にもストレスになりますよね。 そこで大切なのが、住宅の断熱性能と気密性能です。 断熱性能が低いと、外の温度と室温が同程度になってしまうため、 快適な室温にしようとすると暖冷房費がぐっとかかってしまいます。 そして気密性能が低いと外から隙間風がどんどん入り、逆に室内で快適に暖冷房した空気も外に逃げていってしまいます。 (窓を開けながら暖冷房をしているようなことです) 断熱性能が高いと、冷暖房の効きが良くなり、1年を通してリラックスして過ごせることや 快適に過ごすために必要な光熱費が抑えられることやことに繋がります。 高断熱な家を十分に活かすには、きちんと冷暖房をすることが必須条件です。 確かに高断熱な家は冷暖房が足りていなくても通常の家より適温に近くはなりますが、それでも適温ではありません。 断熱性能は冷暖房の効きを良くするためにある、と覚えておいてほしいと思います。 気密が良いことは、暮らしを快適にしてくれます。 隙間風が抑えられ「なんとなく足元が寒い」がなくなることや、 きちんと換気が出来るので家の中が爽やかになります。 湿気をブロックする防湿を兼ねることも出来るので、 壁の中の断熱性能を保ち、家の柱を護ってくれます。 住まいの省エネ性能がどの程度かを知るためには、「BELS(ベルス)」という制度について知っていただくのが一番の近道です。 BELSとは、建築物の省エネ性能を第三者評価機関が評価して認定する「建築物省エネルギー性能表示制度」のことです。 1〜5つの星の数でランク分けされ、星の数が多ければ多いほど省エネ性能が高い住宅ということになります。 国が定める省エネ基準を満たしている住宅は星2つ。 星3つ以上で長期優良住宅の認定をうけることができ、ZEH住宅は星5つという最高ランクになります。 性能が確保され、適切なメンテナンスを行っていれば将来家を手放す時がきても建物価値が評価される時代がやってきますよ!