建てる前に知っておきたい!あんなことこんなこと①
山形の木の家専門家、美・中川工務店です。
突然ですが、家づくりを始めようと思った時になにからスタートしたら良いのだろう?と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方へ向けて今回は建てる前に知っておきたい基本的なことを集めてみました!
今回は土地探し・土地選びについてです。
当たり前のことですが、家を建てるためには土地が必要になります。
そして土地については、「実家を建て直したり、元からある土地に家を建てる」というケースと、
「土地を購入して家を建てる」という方の2つのケースに分けられます。
あらかじめ土地がある方は、その土地に家を建てるのに何かしらの障害があったり土地を整備するのに費用がどれくらい掛かるか把握するというのが1番のポイントなってきます。
【1】土地探し・土地選びについて
★どうやって探したらいいの?
土地探しの方法は一つではありません。Webサイトや新聞をチェックしたり、不動産業者に相談したり、住みたいエリアに実際に足を運んで探してみたり。
また、弊社のような工務店にも土地探しを相談することができます。
むしろそうすることで自分たちが希望する暮らしと土地との相性をプロの視点からアドバイスできるのがメリットです。
ポイントとしては優先順位を明確にすることです。
利便性、学区、環境、広さなどから自分たちの譲れないものを挙げていきます。
また、土地の購入にかけられる予算はいくらまでなのかを決めておくことも大事です。
気になる土地が見つかったら、朝・昼・夜、天気の良い日・悪い日など条件を変えて訪れるのがおすすめです。
基本的には一生住む土地ですから近隣の雰囲気も事前に知っておくと安心ですね。
★土地を探す前に知っておきたい基礎知識
【建ぺい率】
建物の敷地となる土地の面積に対して何割の面積まで建物が建てられるかを定めたものです。
敷地いっぱいに建物が建てられると、建物同士が密集して生活環境が悪くなったり火事が起きた際に延焼しやすくなったりするため、建ぺい率の制限があります。
例えば100坪の土地で建ぺい率が80%なら建築面積は最大80坪とれますが、それが60%なら60坪までしか建てられません。
【容積率】
土地の面積に対する建物の建てられる建物の延べ床面積の割合を定めたものです。
2階建て以上の建物にも適用されるため、100%を超える容積率もあります。
用途地域の種別などにより定められた制限か、敷地に接する道路の幅による制限のどちらか厳しい方の数値が適用されます。
★安すぎる土地には裏がある
安い土地にはそれなりの理由があります。
地盤が軟弱だったり、擁壁(土留め)が必要など、改良に余計な費用がかかる土地があるのです。
そのほか借地権付きの土地や、地主が親子などの共有名義で持っている土地、傾斜地にある土地、私道に上下水道管やガス管を設置しなければならない土地などは、価格が安くなる傾向があります。
★デメリットはメリットにもなる
高低差がある、狭い、変形している、密集地で日当たりが心配、電柱が邪魔で車が入れない等一見すると家は建てられないと思える場所も、プロの視点では全く問題がなかったり、設計の工夫でむしろ個性的で楽しい家ができることも多々あります。
いかがでしたでしょうか。次回の続編もお楽しみに!